2015.7.30 自分の身近にある<社会>についての発見

「専修大学専門ゼミナール」でグループ発表(後藤先生)

 2015年度の人間科学部社会学科「専修大学専門ゼミナール」(担当:後藤)では、「自分の身近にある<社会>についての発見」をテーマに、調べた成果をグループ発表しました。22名のクラスが4つのグループに分かれ、生田キャンパス周辺での探索や、聞き取り、資料集め、そしてグループでの意見交換を重ねました。そうしながら、テーマ選びから、調べる方法や発表のかたちまで、その一連のプロセスすべてを“自分のアタマで考え”すすめました。

   【写真は発表会準備の様子】

 

 ふだんは通り過ぎていくような場所、何気ない日常のなかに、わざわざ足をとめて、調べ、考え、発見するような作業は、社会学を学び始めた学生にとってなじみのないことのため、難しさもありましたが(いや、社会学の“ベテラン”でも苦労するでしょう)最終的にそれぞれのグループが、大学生ならでは視点を発揮し、特色ある発表をおこなうことができました。

   4つのグループの発表タイトル・内容は、それぞれ以下のようになりました。

【発表の様子】

「生田緑地の歩き方」

(現地での観察や、利用者への聞き取りから、生田緑地の魅力的な場所を発見)

「向ケ丘遊園おすすめスポット」

(一人暮らしの大学生への聞き取りや現場レポートをもとに、向ケ丘遊園周辺の大学生に魅力的な店・場所を発見)

「生田エリアの神社」

  • (地域に根ざした“パワースポット”である神社を、その由来や実際に訪れた印象から、大学生ならではの視点で紹介)

 

「岡本太郎美術館について」

(岡本太郎美術館、そして“人物”岡本太郎についてのイメージとじっさいを比較しつつ、それらの魅力を紹介)

 

 

【展示用のポスター】

   

   

 

 “自分のアタマで考える”こと、それは大学での学びの基本であり、かつ、核心だといえます。今回の授業での経験が、その一歩となり、今後の成長につながることを願っております。

(文責: 後藤吉彦)